空手聖地への道! 其の七
2017年6月25日に開催された「第2回 奥武山大琉球神楽」を無事終え、次回「空手」の要素を取り入れた舞台準備を進めていると、「空手の聖地」の象徴となるべく神様をお祀りしなければならないという思いが、これまで以上に湧き起こってきました。
以前、空手博物館見学の際、外間哲弘先生から教えて頂いた「武道神」「武備誌」を思い出し、そのキーワードを元に調べてみましたが、納得できる情報を得ることができません。
どうしたものかと考えていると、ふと一冊の本を思い出しました。
それは、今から15年前の平成17年(2005年)6月2日の日、私が沖縄県立武道館にて一人空手の稽古をしていた時、それまで殆ど面識のなかった金城昭夫先生から直接頂いたご本人の著書でした。
手付かずの状態にあったその「空手伝真録」をあらためて取り出し目を通してみると、探し求めていた内容が!
そこには、空手博物館で見た武道神「九天風火院三田都元帥」が、外間先生の著書も参考に説明されており、また不思議な御縁を感じずにはいられませんでした。
これが「空手の聖地」の象徴だと確信し、急ぎ空手の仏様として沖宮権現堂にお祀りしようと考えましたが、正直そう簡単に進めて良いのか不安も。
しかし、何かにどんどん推し進められるかのように、関係者を通じ仏教国タイ王国の一流業者に発注することとなりました。
約一ヶ月半後、わずかな資料だけを頼りに、匠な技によって完成した仏像の写真が届き、胸弾む思いでその到着を待ちわびておりました。
そして、いよいよその日を迎えることに・・・
続く・・・