沖 宮
okinogu
天燈山 奥武山

宮司 ご挨拶

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沖宮での教えの中に「宗教とは、本来道徳的内容(正しい行い)を持つもので、御先祖の上の御祖神(みおや)を尊び祀る御教えである」とあります。
御祖神を祀る道には以下のように三代階があります。

神世(上世)・・神である遠い先祖を神社に祀る
御世[仏](中世)・・十二支の使命を持たれた徳の高い御親(みおや)=(使命者)を寺や観音堂に祀る
先祖(今世)・・各家庭に祀る

神世(かみゆ)が最初にあって、次に御世(うゆう)、そして先祖、子孫へと広がり、代々の御先祖が世継家継ぎをしてこられた…。その事が万世一系の親を祀る祖先崇拝の尊い伝道であるのです。

ちなみに、御嶽とは、神世が鎮まれる神地(根源)であり、嶽々とは、御世、つまり徳の高い御親が鎮まっている聖地(根源)であり、区別されています。それらは、造って拝むというものではなく、尊い場所であるため自然に拝まされているのです。神の使命を持たれた尊い御親たちが、神の恵みを頂き、万物を造り出された功績を称え、神に感謝の気持ちを捧げる所が神社や寺なのです。つまり、御嶽・嶽々は、根であり、その神仏霊を招き奉るのが神社・寺であり、神社・権現堂・寺は、表の道理で、御嶽・嶽々は裏の道理、すなわち奥宮であり、表裏 一体をなすのです。

沖宮では、天燈山御嶽(裏の道理)の麓に神社が表の道理として神世をお祀りし、そして同宮境内地にある権現堂(表の道理)にて御世(仏様)をお祀りしているのは、そのような教えからきているのです。

これからブログにて、色々とお話したいと考えております。

どうぞ、お楽しみに!